2025年7月9日(水)に青森県今別町で実施された電子投票模擬選挙において、当社が開発協力した電子投票システムの実証に成功いたしましたことをご報告いたします。
本取り組みは、地域社会の課題解決と日本の選挙におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に大きく貢献するものです。
青森県北部の今別町において、参議院選挙の期日前投票にあわせた電子投票の模擬選挙を実施いたしました。今回実施された模擬選挙は、「未来を見据えた試み」というテーマのもと同町のご協力を得て実現したものです。
幅広い年齢層の方々、実際に選挙を運営する選挙管理委員会の方々にも体験頂き、率直な感想・ご意見を頂くことを主眼といたしました。期日前投票期間中の実施ということもあり、投票所を訪れた町民の皆さまに自然な形で電子投票を体験していただくことができ、新しい選挙のかたちに興味を持ってもらう絶好の機会となりました。
当社が開発協力した電子投票システムは、ワコムのペンタブレット技術を核に、直感的で利用者にとって分かりやすい操作性を実現しています 。
模擬選挙には多くの今別町民の皆様と選挙管理委員会の方にご参加いただき、その利便性と操作性に高い評価が寄せられました。
本実証は、技術的な安全性と操作性を証明しただけでなく、電子投票への心理的ハードルを解消した点が評価され、2025年7月9日(水)にNHK青森のニュースで報道されるなど 、注目を集めました 。
番組では、タブレットを用いた投票体験の様子や町民の皆様の率直な反応と評価、システムの利便性と安全性、そして今後の本格導入に向けた展望が紹介されています 。
当日の様子をまとめた動画はこちら(YouTube)
音声 by 動画制作会社VIDWEB
青森 今別町 タブレット端末使う「電子投票」体験会|NHK 青森県のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20250709/6080026176.html
今別町での成功は、日本の地方選挙におけるモデルケースとして、大きな意義を持つと確信しております。
模擬選挙を通じて改めて見えてきたのは、電子投票が単なるデジタル技術ではなく、人員不足・設営時間・スペース確保など、これからの選挙運営に関する課題を根本から解決する可能性を秘めているということです。
当社は、今回の実証で得られた住民の皆様からのフィードバックを活かした技術のさらなる改良、より利便性・安全性を高めた運用体制の構築、そして全国の自治体への知見共有と展開支援を推進してまいります。
今回の模擬選挙で示された新しい民主主義の形は、単なる技術体験に留まらず、町民一人ひとりが選挙の未来を自分ごととして捉え、共に新しい民主主義の形を創造する貴重な機会となりました。
当社は、地域に根ざしたICT活用と、誰もが使いやすい投票環境の実現に向けて、今後も技術開発を推進し 、日本の選挙DX革命を牽引してまいります。